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20-27p 絵本 ようこそあかちゃん
ちいさな ようせいたち みんなは そら たかく のぼりました。 とりさんが やって きて びっくりぎょうてんしていました。 はやとくんは たのしくて たのしくて いつまでも とびまわって いました。
あまり とびまわって いたので みんな つかれて しまいました。 ちいさな ようせいたちはおはなの うえに まいおりて おはなの つぼみの なかで おひるねを しました。 はやとくんの まわりに みんな よりそって しあわせそうに ねて しまいました。
しばらく ねて いると どこからか かすかな こえが きこえて きました。 「はやとくん。」「あっ こうのとりの こえだ。」 みんなも「きこえる きこえる。」と いいました。 はやとくんが みあたらないので こうのとりが しんぱいして さがして いるのです。 「もう いかなくては。」 はやとくんは いいました。
「また あそびに きても いい?」はやとくんが たずねました。 「でも にんげんに なったら ようせいで なくなっちゃうから わたしたちの ことなんて きっと わすれちゃうよ。」 ちいさな ようせいたちが いいました。 「ぜったいに わすれない!」はやとくんは おおきな こえで いいました。 「さようなら また くるね。」
ようこそ!あかちゃん
こうのとりが赤ちゃんをとどける途中でひと休みしたのは妖精の国。 赤ちゃんは小さな妖精たちと楽しく遊びます。妖精たちが願った思いは...。
絵本の大きさ 幅:21.7 高さ:26.6
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