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絵本 クリスマスの願いごと 大人 19-27p
なんとか家に入りプレゼントを置いたら、 すぐ次の子の家にいかなきゃならん。 プレゼントのリストは、 子供たちの名前でいっぱいじゃ。
こんどは警備会社のパンフレットかな? と さくらちゃんは思いました。 『サンタクロースも入れない防犯装置』 じゃ、サンタクロースがかわいそうです。
目のまわるような夜を過ごして、 クリスマスの朝に帰ってくるころは、 もうへとへとじゃが気分はそう快じゃ。 この一夜のために、一年を過ごしておるからな。 わしは妻に子供たちの様子を話してやる。 あの子は今年もいい子にしておったよ、というと、 妻もとても嬉しそうじゃ。 そうそう、わしは さくらちゃんの、 子供のときの寝顔を見たこともあるんじゃよ。
結婚案内のパンフレットだったのか、 と さくらちゃんは思いました。 でもサンタクロースにもおくさんがいるなんて!
クリスマスの前には、 たくさんのおもちゃを作る仕事がわしを待っておる。 家では、一日中にぎやかな音がしているが、 それはおもちゃを作る音なんじゃ。
こんどは隣町にできた大きなおもちゃやさんかな?と さくらちゃんは考えました。 そして子供のころ、目が覚めると、 きまって枕元に置かれていたプレゼントのことを思いうかべました。 昨夜までなかったおもちゃが、 朝そこにあるのは、 とても不思議で、魔法のようでした。
さくらちゃん、おまえさんはもうおもちゃで遊ぶ子供ではないが、 今回のクリスマスには、特別にプレゼントをあげることにしよう。
この手紙を最後まで読んでくれればわかるが、それはまだ秘密じゃ。
サンタクロースが主人公の特別な願いを聞き入れ、北極へご招待。 楽しいできごとが待っています。
絵本の大きさ 幅:17.5 高さ:21.1
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